分野を超えてデータの発見と利用ができる仕組み「CADDE(ジャッデ)」の フィールド実証の実施、および外部仕様書などの公開について
日本電気株式会社(以下NEC)、エブリセンスジャパン株式会社(以下ESJ)、株式会社日立製作所(以下日立)、大学共同利用機関法人 情報・システム研究機構 国立情報学研究所(以下NII)、株式会社ザイナス(以下ザイナス)の5者は、内閣府総合科学技術・イノベーション会議の「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第2期/ビッグデータ・AIを活用したサイバー空間基盤技術(管理法人:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下NEDO))」において、分野を超えてデータの発見と利用ができる仕組みCADDE (Connector Architecture for decentralized Data Exchange;分散型データ交換のためのコネクタ・アーキテクチャ、読み:ジャッデ)のさらなる普及に向けた実証を実施しました。
また、CADDEの利用ユースケースや具体的なサービス利用方法を理解するためのドキュメント「外部仕様書」を新たに作成し、3月31日に公開しました。 実証において、CADDEと産業・商業向けデータ基盤、スマートシティ向けデータ基盤などを相互接続したデータ利活用の検証を行い、分野を超えたデータ連携を加速するうえでの実装面での課題を抽出し、それに対応する解決策を取りまとめました。さらに、実証から得られた知見に基づいて、分野間のデータ連携に資する都市OS機能の一つとしてのCADDEの活用を、現在更新作業が進んでいるスマートシティ・リファレンスアーキテクチャに対して提案しました。
これら具体的な方策をもってデジタル田園都市国家構想の実現を支えるデータ連携基盤のさらなる発展を促進します。また、実証で得られた成果を新たに作成したCADDEの主要機能の外部仕様書などへ反映しており、本書を広く一般公開することでCADDEの普及と利活用拡大に寄与します。